「どうしてみんな囲碁をやらないんだろう?」
と思ったことはありませんか?
私もずっとそう思っていました。
だって楽しいですからね。
楽しいし面白いし、飽きないし、右脳にも良いし、集中力も尽くし、お金もほとんどかからないし、おじいちゃんになってもできるし、はっきり言ってメリットばかりです。
こんな楽しくて素晴らしいゲームを広げたい!
どうしてみんな囲碁をやらないのだろうか?
そう思うのは当然でしょう。
囲碁が好きな人ほどそんな感情になるのも当然です。
でもそのままの感情で囲碁普及しようとする失敗します。
根底に抱えているのは構いませんが、外に出すべきではないんですよね。
興味のないことを強く勧められると引いてしまうのが人間である
なぜ外に出すべきではないかというと、「どうしてみんな囲碁をやらないんだろう?」と思っているとつい自分本位で話してしまうんですよね。
自分本位だと、囲碁普及しようにもアプローチ方法もわからなかったり不適切に感情を押し付けるかたちになります。
「囲碁やりませんか?」
「楽しいですよ!」とか押し売り営業マンみたいに。
そして自分の興味ないことを絶賛されると引いてしまうのが人間です。
囲碁に興味が無い人に「やろうよ」「楽しいよ」と言えば言うほどうっとおしさを感じてやる気が無くなっていきます。
他の例で例えて見ます。
あなたの友人にアイドルの乃木坂46が大好きな友人がいたとします。
「どうしてみんな乃木坂を好きにならないんだろう?」
「本当にみんな可愛くていい子なのに!」
「一緒に握手会行こうぜ!」
あなたの友人に筋トレ大好きなマッショの友人がいたとします。
「どうしてみんなもっと筋トレをやらないのだろう?」
「筋肉つけば痩せるし、モテるし自信がつくし良いことばかりなのに!」
「だから筋トレしようぜ!」
そう思ってあなたに話しかけてきて、絶賛してきたら、少しうざいと思いませんか?
1回ならまだしも、何回も言われると、正直めんどくさくて引いてしまうでしょう。
だって自分本位だから。
普通の人は囲碁なんてまったく興味が無い。
僕らは囲碁の魅力を知っていますし、素晴らしいと思っていますが、普通の人は囲碁なんてまったく興味がありません。
かっこいいからださいかと言われたら、かっこいいと感じる人はまずいないでしょう。
批判しているわけではなく、これが現実として認めることです。
囲碁の前にヒカルの碁を普及させよう
どうせ普及させるなら30代以下の人の若い人ですよね。
実際囲碁人口は高齢者に偏っているのが囲碁人口が減っている理由です。
ですので、単純に「ヒカルの碁」を読ませればいいと思います。
ヒカルの碁は本当に素晴らしい漫画ですね。
今の「20代後半~30代半ばの世代」はヒカルの碁で囲碁に興味を持ち、囲碁を始めた方が圧倒的に多いでしょう。(私もそうです。)
これで囲碁の最も高いハードルである「囲碁への関心を持たせること」が成功します。
そして、「ヒカルの碁は面白いね!」と言ってもらえたら
「少しぐらいやってみたいと思わなかった?」とアプローチです。
これなら全然しつこくないですし、自然ですよね。
一番の問題である囲碁のイメージがポジティブになっているから。
もちろんヒカルの碁を読んで「自分もやってみたい!」と思ってくれれば一発です。
基本的に勧誘はしつこいとうざがられるので、興味を持ってもらい質問したらソフトに答えるぐらいがちょうど良いですね。
いきなり囲碁をやってもらうよりも、ヒカルの碁を読んでもらった方が遥かにハードルは低いですからね。
そのために偉大なる漫画のコンテンツ力を利用しましょう。
「ヒカルの碁」を超える囲碁普及コンテンツは、現在この世に存在しておりません。
ヒカルの碁すら断られたらどうせ囲碁もやらないので、諦めましょう。
人には向き不向きというものがあります。
向いている人が囲碁をやって、幸せになればいいと思いますが、やっても幸せになれない人に囲碁を勧めたところで、結局意味がないのですから。
まとめ
「どうしてみんな囲碁をやらないんだろう?」と思うのは囲碁が大好きな証拠です。
私は好きですし囲碁好きの人には、毎日、何十回と言っても構いません。
しかし、そのままの感情や気持ちで囲碁普及をしようとする自分本位な態度で敬遠されてしまいます。
人間は自分の興味のないことを絶賛されると心理的に引いてしまうからです。
どうせ勧誘するなら若い人ですので、名作ヒカルの碁を読ませてからした方が圧倒的に成功率が上がるでしょう。
実際、ヒカルの碁を好きな人に囲碁をやってるというと、普通の人と違って割とポジティブな反応が返ってくるのがその証拠です。
あくまで、囲碁をやって幸せになれる人が囲碁をやればいいと思います。
無理に囲碁に剥いていない人や、幸せになれない人に普及させる必要はないのです。
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