の続きです。
②でお話しした通り囲碁を強くなるには誰かに教えてもらう必要はありません。
あなたが誰かに教えてもらわないと囲碁は強くなれないと思っているのでしたらそれは大きな間違いです。
(アマ7段、県代表クラスを目指すとなると少し話は変わると思いますが)
当時の私は12歳で、今のようにインターネットもまだ一般家庭に普及する前という環境でした。
今はスマホが普及しているので、20年前より遥かに発展しているでしょう。
初段になるためには、以下の3つを実践すればいいだけです。
①石のカタチや筋を身につけて急所を知る
多くの人はいちいち読んでいたりせず、石の形などで、「ここに打てれば悪いはずがない」などと判断して打っている部分があります。
よって、効率の悪い愚形と効率的できれいな石の形を学びましょう。
そして急所の存在も大切です。
「3目の真ん中が急所」というのは有名ですが、そういうことです。
②基本的なヨミの力をつける
基本的なヨミの力をつけましょう。
ヨミはスポーツでいえば筋力のようなもの。
碁はヨミなくして成立しません。
そしてヨミの力は自分ひとりでヨムしか上達法がありません。
ヨミの基本は碁の基本です。
この①と②を同時に養う非常に効率的な方法があります!
やはり、簡単な手筋と詰め碁を解きまくることです。
ご存じ多くのプロが上達法を詰め碁と棋譜並べと言っています。
個人的に手筋は大好きなので、私は楽しくて仕方ありませんでした。
できたらいちいち喜んでください。
素晴らしい手筋には感動すら覚えます。
武宮先生も
「少しでも楽しいと思えて、感動を継続することができれば、誰でもすぐ強くなれる」
と言っています。
難しい問題は答えを見て構いません。
基本的なヨミと基本的なカタチと感覚を身につけて下さい。
問題に挑戦して試行錯誤することが大切なのです。
以下のような本で問題なく素晴らしいです。
多くの言葉はいりません。
ただただやりまくるだけです。
完璧主義にならないで適当に楽しくやりまくるのが一番挫折しません。
ひたすら量をこなしていくためのおすすめの3冊
③実践での考え方や構想力を身につける。
①と②が囲碁の8割以上だと自分は考えています。
後はNHK杯と自分対自分のひとり打ちで学習したことを実際に試してみましょう。
考え方は、個人的には『苑田勇一流基本戦略』が感動すら覚えた名著ですが、読むのは初段直前(5級~ぐらい?)で構いません。
基本的なヨミや手筋を身につけていないとどんな名著も猫に小判です。
今は恵まれた環境ですので、無料で深夜でも朝でもネット碁が打てます。
対人対局してもいいでしょう。
検討は自分なりでいいので、必ずしましょう。
東洋囲碁であれば、無料会員でも棋譜は3か月残りますし、検討盤機能もついています。
武宮先生も
「自分が負けたからと言って、検討もせず怒ってすぐ帰ってしまうような人は強くならない人です」と言っています。
対局はやはり楽しいので、何局も打ってしまいたくなりますが、
万年級位者の多くが勉強を全くせず対局ばかりしていて、ろくに検討もしないことを忘れないでください。
勉強:対局
8 : 2
で十分です。
以上を継続して続けていれば、あなたは短期間で初段以上になれることは間違いないでしょう。
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