囲碁が辞めたくても辞められないのはなぜなのか?

囲碁の最大のデメリットは辞められないことです。

囲碁には依存性があるのです。

私は何度も囲碁をやめてやろうと思いましたが、結局辞められませんでした。

仕事が忙しい時期に、なんとか辞めたと思ったら、「1局だけうってみるかー」と思って1局打ったらもうおしまいです。

そこから毎日のように打ち始めてしまいます。

そもそも囲碁を辞めたいと思ったことがない人もいると思いますが、なぜ囲碁を辞められないのか書いていきます。

辞めていく人と辞めない人の違いとは?

もちろん、囲碁を始めても辞めていく人もいます。

体感ですが、多くは級位者ではないでしょうか。

そして、初段を超えて辞めた人は級位者に比べてぐっと少なくなるような気がします。

さらに、三段以上になれば辞めていく人はなかなか見たことがありません。(もちろん0ではなく、かなり少数という話)

理由1.頭の中に碁盤が出来てしまうから

理由の一つとしては、頭の中に碁盤が出来てしまうのが依存の原因ではないかと思います。

有段クラスになれば、全員が頭の中に碁盤はできているでしょう。

そして、ふとした日常を過ごしているときでも盤面がチラついてくるのです。

例えば・・・

  • 電車の中にいるとき、詰碁の問題が頭に浮かんできて、無意識に解いてしまう。
  • 「あの盤面ではこう打つべきだったなー」と昨日の対局を思い出して反省する。
  • 「あのプロの一手は素晴らしかったなー」と感動の一手を打った局面を思い浮かべる。

などなど

このようにふとした日常、電車の中やテレビを見ていて合間のCMなどでこんなことを無意識に浮かんできたことは経験していると思います。

こう思ってしまうのであれば、打ちたくなってしまうでしょう。

逆に級位者であれば、まだ頭の中に碁盤が出てきて詰碁を解いたりするイメージ力が十分についていません。

そのため、比較的やめるハードルが低いのです。

理由2.強くなるほど碁の楽しさを知れるから

囲碁は強くなればなるほど深く楽しめる性質があります。

「囲碁が楽しい」と同じ言葉で言ったとしても20級の人と七段の人が言うのではまるで意味が違います。

プロになればさらに次元が違います。

そのため深く碁の楽しさを深く知ってしまうほど、辞めることが困難になります。

結局、囲碁に費やす時間は数千~数万時間になる。

私は12歳の頃にヒカルの碁で囲碁を始めました。

少なく見積もって1日1時間計算だとしたら年間で365時間

それから現在まで20年間。

365×20=7300時間!

仮に70歳で死ぬとしたら

365×58=21170時間!

すごい数字ですよね。

しかも1日1時間計算と低く試算してますし、ほとんどの人はこの何倍かを囲碁に費やすことになるでしょう。

こう思うと囲碁を辞めたくもなります。

結局、好きだから後悔してないけどね。

ブログという文字だけの世界なので、誤解のないように伝えておきます。

本気で思ってないですからね。

それ以上に楽しいから。

「彼氏が冷たいー」

「もう別れたいー」とか言ってるけど、結局愚痴るだけで絶対に別れない女性と同じ。

結局好きっていうこと。

とまあ囲碁にツンデレかましてみました。

まとめ

囲碁が辞められない理由は2つです。

(もちろん他にもあるかも知れませんが)

1つ目は頭の中に碁盤が出来てしまうからです。

やはり頭の中に碁盤が出てきてしまうと自然と打ちたくなってしまいます。

電車の中やお風呂に入っているときなど自然と浮かんできた経験があるはずです。

2つ目は強くなればなるほど囲碁の奥深い面白さを知ってしまうからです。

以上の理由から級位者であれば比較的簡単に辞められますが、有段者になってくるとなかなか超えられなくなります。

もちろん囲碁を始めて後悔はありませんが、冷静に考えるとすごい時間を囲碁に費やしているんだなーと驚きますね。

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