【2019】囲碁界五大ニュースで今年を振り返る。

2019年もあと1週間もないので、囲碁界ニュースを振り返ってみようと思う。

すべて取り上げていたら長くなるので、厳選して5つにした。

今年は良いニュースばかりだったので、この5つはどれもインパクトが強いものだった。

1.平成最後の大名局(第43期棋聖戦第7局)

盤面をみよ。

平成が終わりを告げるに相応しい名局が生まれた。

リアルタイムで観戦できて嬉しく思う。

この二人だからこそ一局だった。

後世に受け継がれるであろう平成最後の大名局だったことは言うまでもないだろう。

2.仲邑菫初段歴代最年少入門し、17勝7敗の好成績

仲邑菫初段が推薦枠で最年少入段を果たした。

一般ニュースでも取り上げられ、多くの人が知ることになった。

仲邑菫初段の強さについては、井山さんとの対局を見た時あまりの強さに驚いた。

プロ第1戦目こそ敗退したが、その後は連勝を重ね17勝7敗。

1年目の10歳にしてこの成績は驚異的だ。

周囲の期待は大きいが、気にせずこのまま順調に強くなり、タイトル戦に出場してほしい。

3.羽根碁聖タイトル奪取

羽根九段(43)が八年ぶりに七大タイトルを獲得した。

平成四天王としても久々のタイトル獲得となる。

個人的には好きな棋士なので嬉しい限りである。

また、AIを参考にせずに自分の打ち方を貫いているスタイルで、成績を残していることは本当にすごい。

4.上野 愛咲美女流棋聖が竜星戦準優勝の歴史的快挙&女流年間最多勝記録

上野女流棋聖が、男性棋士を相手に連勝を重ねた。

本戦では、高尾九段、村川八段、許 家元八段というトッププロを破っての決勝進出。

もはやすごすぎて「は!?」という声が出てもおかしくないほどの快挙。

決勝でもあと一歩まで一力竜星を追い詰めたが、最後は間違えて準優勝となった。

しかし、この快挙は囲碁界全体が驚かされた。

女流年間最多勝記録も記録(年間44勝25敗(勝率.638))

5.柴野虎丸歴代最年少新名人誕生&二冠

19歳である柴野虎丸八段が歴代最年少名人を獲得した。

こちらも一般ニュースで取り上げられ、話題となった。

強い強いと思っていたが、本当に10代名人になってしまった。

それだけではなく、井山4冠から王座も奪取し、二冠になった。

まとめ

2019年は囲碁界がとても盛り上がった1年だった。

こんなに重大ニュースが多い年も珍しい。

本当に良い1年だった。

来年以降も虎丸名人や上野女流棋聖などの活躍を期待している。

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